今年の将棋界はカンニング疑惑で大変な騒ぎとなりました。
結局、疑惑をもたれていた三浦九段は調査委員会の調査の結果、白であるとされ、
疑いは晴れたわけですが、将棋連盟の対応にはかなりの批判が殺到していることでしょう。
2か月半の出場停止の処分はもちろんのこと、最初から完全に黒といわんばかりの対応に終始
したため、三浦九段並びにご家族に多大なる心労をかけ、タイトル戦挑戦の道も
絶たれてしまいました。
今後に関しても、将棋連盟並びに疑いのまなざしを向けていた棋士の方々への不信感は
拭い去ることは簡単ではないでしょうし、落ち着いた将棋環境を取り戻すにも
それ相応の時間を有することになるのでしょう。
私は勝負師なのでと言う三浦九段の言葉に象徴されるように、今後のより一層の活躍に
期待したいものです。