前回大会の決勝のカードが予選リーグ初戦から見られるということで、サッカーファンの方々の注目度が
かなり高い試合だったと思います。
圧倒的なパスサッカーでボール支配率の高い中盤の構成力が自慢の王者スペインに対して、
伝統の4:3:3を捨てて5バックでしっかり守ってから前線の個人技に長けた名手3人を活かすオランダ、
前半最初は中盤からのかなり厳しいチェックが入りこう着した展開でしたが、思わぬ形でスペインがPK獲得
したため、開幕戦のブラジル戦を思い浮かべた方もいたのではないでしょうか。
ちょっと厳しめの感じがしてこの試合もどうなるのだろうかという思いがしていましたが、
世界的FWファンペルシ―選手のワンダフルゴールが見事に決まってからは非常に面白い強豪同士の
好ゲームの様相になってきたような気がしました。
最終的にはオランダの戦略が見事に決まって、王者スペインの良さをしっかりと消しつつ、
ロッペン、ファンペルシ―選手の個のチカラを存分に活かした展開になりました。
オランダ側からすれば、もう一人のスペシャリティであるスナイデル選手が今一つ存在感が出せなかった感
がありますが、大いなる自信を得た形で今後も進んで行けるでしょうから、楽しみになりました。
尚、敗れた王者スペイン側としては、これが予選リーグで良かったという思いのもと、
次戦のチリ戦で自信を取り戻すような好ゲームを期待したいですね。
世界屈指のテクニカルでファンタジー溢れるスペイン代表、選手層の充実度を考えてもこれからです!!!